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用途に応じてサーボモータの同期パターンが異なります,下記は用途毎の動作説明です。
下図「電子カム入力方法」はサーボツール軸2軸を使用した一例です。
表中黄色領域は入力部分であり,右側のカムデータ曲線を自動計算生成します。
____1.まずツール①軸は仮想主軸が0.1秒から0.7秒の間に15mm移動する
____2.次にツール②軸は0.4秒から1.2秒の間に15mm移動する
____3.さらに仮想主軸が1.3秒から1.9秒の間にツール①軸とツール②軸が同期してそれぞれの0mm迄移動する
移動量と移動時間よりツール速度は自動的に計算されます。
上記加減速パターンは台形を基本としたカーブ曲線を使用しています。
その他三角関数加減速及び振動抑制カーブなども可能です。
<構成>
___サーボ軸数は最大24軸構成,Step数はHMIのメモリ許容容量に依存します。
___サーボ軸以外に電磁弁動作及びそのセンサー等にも32点迄対応できます
上図「電子カム入力方法」では多軸の同期を1ステップ毎に零速度となるカム曲線を描いています。
ワイヤ加工機等でのワイヤ送り機構などでは,ワイヤ送り軸のみを高速の連続送りを行い,各ツール軸を各ワイヤ送り
ステップ毎に同期運転を行えば,非常に効率の良い加工が可能となる。
下図では連続送り軸(ワイヤ軸)のみを連続曲線として,ツール軸のカム曲線はステップ毎に零速度としている。
ロータリ切断は,全体のサイクルタイムが既に決まっている条件において,下死点での切断時には一定の高い速度を維持したい場合等では,切断時以外では変速を行いサイクルタイムを合わす計算をします。
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